朝晩の冷え込みで咳が増えるのはなぜ? 秋に喘息・咳喘息が悪化しやすい理由
- 2026年10月18日
- 喘息
秋になり、朝晩の気温が下がってくると、
「最近、朝になると咳が出る」
「夜になると咳き込むようになった」
「冷たい空気を吸うと咳が出る」
といった症状で受診される方が増えてきます。
季節の変わり目は、喘息や咳喘息の症状が悪化しやすい時期のひとつです。
なぜ冷えると咳が出やすくなるのでしょうか?
喘息では、気道に慢性的な炎症があり、健康な方よりも気道が刺激に敏感になっています。
そのため、冷たい空気や急な気温差が刺激となり、気道が狭くなったり、咳が出やすくなったりすることがあります。
特に秋は、日中は暖かくても朝晩は冷え込むなど、1日の中で気温差が大きくなります。
さらに、風邪などの呼吸器感染症をきっかけに、喘息症状が悪化することもあります。
「ゼーゼーしない」喘息もあります
喘息というと、
「ゼーゼーする」
「息苦しくなる」
というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし、**咳だけが主な症状となる「咳喘息」**もあります。
特に、
- 夜中や明け方に咳が出る
- 朝起きたときに咳き込む
- 冷たい空気を吸うと咳が出る
- 運動すると咳が出る
- 風邪が治ったあとも咳だけ続く
- 風邪をひくたびに咳が長引く
といった症状がある場合には、喘息や咳喘息が隠れていることがあります。
長引く咳の原因は喘息だけではありません
もちろん、咳が続くからといって、すべてが喘息というわけではありません。
風邪のあとの咳、鼻炎や副鼻腔炎による後鼻漏、胃食道逆流症など、さまざまな原因で咳は起こります。
そのため、咳の出る時間帯やきっかけ、どのくらい続いているかなどを確認し、原因に合わせて診断・治療することが大切です。
咳が続くときは、一度ご相談ください
「季節の変わり目だから仕方ない」
「いつもの咳だから」
と我慢しているうちに、症状が長引いてしまうこともあります。
当院では、呼吸器専門医が咳や喘息の診療を行い、必要に応じて呼吸機能検査やFeNO(呼気中一酸化窒素)検査などを用いて評価しています。
朝晩の冷え込みとともに咳が増えてきた方、夜間や明け方の咳が気になる方は、お気軽にご相談ください。
