夜になると咳が悪化するのはなぜ? 夜間・早朝に多い喘息症状
- 2026年11月8日
- 喘息
「昼間はそれほどでもないのに、夜になると咳がひどくなる」
「咳で夜中に目が覚める」
「明け方になると咳き込む」
このような症状で受診される方は少なくありません。
夜間や早朝に咳が目立つ場合、原因のひとつとして喘息や咳喘息が考えられます。
喘息は夜間〜早朝に悪化しやすい病気です
喘息では、気道に慢性的な炎症があり、健康な方よりも気道が刺激に敏感になっています。
そのため、夜間から早朝にかけて気道が狭くなりやすくなり、
- 夜中に咳が出る
- 明け方に咳き込む
- 咳で目が覚める
- 息苦しさを感じる
といった症状がみられることがあります。
また、秋から冬にかけては、夜間の冷え込みや冷たい空気が刺激となり、咳が悪化することもあります。
「ゼーゼーしない」喘息もあります
喘息というと、
「ゼーゼーする」
「ヒューヒューする」
「息が苦しい」
という症状をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、喘息の中には、喘鳴が目立たず、咳だけが主な症状となる咳喘息もあります。
特に、
- 夜や明け方に咳が出る
- 冷たい空気で咳が出る
- 会話や笑ったときに咳き込む
- 運動すると咳が出る
- 風邪のあとから咳だけが続いている
といった症状がある場合には、喘息や咳喘息が隠れていることがあります。
夜の咳は喘息だけが原因ではありません
もちろん、夜に咳が出るからといって、すべてが喘息というわけではありません。
たとえば、鼻炎や副鼻腔炎による後鼻漏では、横になることで鼻水がのどへ流れ、咳が出やすくなることがあります。
また、胃食道逆流症でも、横になることで胃酸が逆流しやすくなり、夜間の咳につながることがあります。
そのため、咳が出る時間帯だけでなく、
- 鼻水や鼻づまりがあるか
- 胸やけやのどの違和感があるか
- 風邪のあとから続いているか
- 以前にも同じような症状があったか
などを確認することが大切です。
咳で眠れないときは、我慢しないでください
夜の咳は、睡眠を妨げるだけでなく、翌日の仕事や学校、日常生活にも影響します。
特に、
咳で夜中に何度も目が覚める
明け方になると咳き込む
夜になると毎日のように咳が出る
風邪が治ったあとも夜の咳だけが続いている
といった場合には、一度原因を確認することをおすすめします。
当院では、呼吸器専門医が症状や経過を確認し、必要に応じて呼吸機能検査やFeNO(呼気中一酸化窒素)検査などを行いながら、喘息・咳喘息を含めた長引く咳の原因を評価しています。
「夜になると咳が止まらない」
「咳のせいで眠れない」
そんなときは、我慢せずお気軽にご相談ください。
