【健診結果が届いた方へ】再検査・要治療を放置していませんか? 「症状がない」生活習慣病ほど怖い理由
- 2026年6月1日
- 生活習慣病
今年も健康診断の結果が手元に届く季節になりました。結果を見て、「あ、再検査か…」「要治療って書いてあるけど、どこも痛くないしな」と、そのまま机の引き出しに仕舞い込んでいませんか?
「毎年少しずつ数値が上がっているけれど、体調は悪くないから大丈夫」 そう考えて受診を後回しにしてしまう気持ちはよく分かります。しかし、健康診断の「異常指摘」こそ、将来の大きな病気を防ぐための最大のチャンスです。
1. 「症状がないから大丈夫」が一番危ない理由
特に高血圧、脂質異常症(コレステロール・中性脂肪)、高血糖(糖尿病)といった生活習慣病は、かなり進行するまで「全く自覚症状がない」のが特徴です。
「数値が少し高いだけ」の状態を数年〜十数年放置すると、血管は気づかないうちにダメージを受け続け、硬くなっていきます(動脈硬化)。 ある日突然、以下のような命に関わる重大な病気を引き起こす原因になります。
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脳血管疾患:脳梗塞、脳出血(麻痺や言語障害が残るリスク)
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心疾患:心筋梗塞、狭心症(突然死のリスク)
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慢性腎臓病(CKD):進行すると人工透析が必要になるケースも
健康診断で「要精密検査」や「要治療」と書かれているのは、「今すぐ入院が必要」という意味ではありません。「このままだと数年後に血管の病気になるリスクが高いので、今のうちにブレーキをかけましょう」という、身体からのサインなのです。
2. 当院での生活習慣病へのアプローチ
「受診したら、すぐに強い薬を飲まされるのでは…?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。当院では、いきなりお薬ありきの治療を行うわけではありません。
【当院での診察の流れ】
1. 丁寧なヒアリングと再検査:健診結果をもとに、必要に応じて再検査を行い、現在の正確な状態を把握します。
2. ライフスタイルに合わせた提案:まずは食事、運動、睡眠など、無理のない範囲での生活習慣の改善方法を一緒に考えます。
3. 適切な薬物療法:生活習慣の改善だけでは目標値に達しない場合や、すでに動脈硬化のリスクが高い場合に限り、安全性の高いお薬を最小限からご提案します。
治療のゴールは、数値を下げることだけではありません。皆様が「5年後、10年後も今と変わらず元気に、仕事や趣味を楽しめること」です。
3. まとめ:健診結果の紙を持って、まずはお気軽にご相談ください
健康診断の結果は、いわば「お身体の通知表」です。悪い点数を見て落ち込む必要はありません。大切なのは、その結果を見て「次にどう行動するか」です。
他院や集団健診で受けられた結果の用紙をお持ちいただくだけで構いません。「まずは話だけ聞いてみよう」という軽い気持ちで、お気軽にご相談ください。皆様の健康な未来を、一緒に守っていきましょう。
