〜いびき・日中の眠気でお悩みの方へ|睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
- 2025年12月13日
- 睡眠時無呼吸症候群
「いびきが大きい」「日中に強い眠気がある」「会議中や運転中に眠くなる」――その症状、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)かもしれません。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり浅くなったりする病気で、近年あらためて社会的な注目を集めている疾患です。
特に最近では、生活習慣病や交通事故との関連、働く世代への影響が問題視されており、早期発見・早期治療の重要性が強調されています。
【最近のトピックス】睡眠時無呼吸症候群が注目される理由
■ 生活習慣病との深い関係
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧・糖尿病・脂質異常症などと密接に関係していることが分かってきています。治療を行うことで、血圧の改善や心血管イベントのリスク低下が期待できるとされ、内科診療の面からも注目されています。
■ 日中の眠気と交通事故リスク
日中の強い眠気は、交通事故や労働災害の原因になります。近年、職業ドライバーや運転頻度の高い方に対する睡眠時無呼吸症候群のチェックが重要視されるようになっています。
■ 「自宅でできる検査」が主流に
以前は入院検査のイメージが強かった睡眠検査ですが、現在では自宅で行える簡易検査が普及しています。忙しい方でも検査を受けやすくなり、受診のハードルが下がっています。
■ 体重管理・肥満治療との関係
肥満は睡眠時無呼吸症候群の大きなリスク因子です。近年、体重管理の重要性が広く知られるようになり、減量と睡眠時無呼吸症候群の改善を同時に考える治療も注目されています。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状
次のような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
- 大きないびき、いびきが途中で止まる
- 睡眠中に息が止まっていると指摘された
- 日中の強い眠気、居眠り
- 朝の頭痛、起床時のだるさ
- 集中力・記憶力の低下
「年齢のせい」「疲れているだけ」と思われがちですが、実は病気が原因のことも少なくありません。
いびき・眠気が気になる方は早めの受診を
睡眠時無呼吸症候群は、気づいたときが受診のタイミングです。
「家族にいびきを指摘された」「日中の眠気がつらい」など、気になる症状がある方は、お気軽に当院までご相談ください。当院では自宅での検査も可能です。
